インターネット プロバイダ

プロバイダ責任法その1

2001年のはじめ、某動物病院について2ちゃんねるに誹謗中傷の書き込みがありました。
そして、その書き込みを削除しなかった2ちゃんねるに対して、その動物病院が訴訟を起しました。
最終的には、動物病院側が勝訴し、高額な慰謝料を払われることになりました。

 

この事件のあった年の秋にプロバイダ責任法が公布されています。
そして、この動物病院の判決はプロバイダ責任法が施行された、2002年5月27日のちょうど1カ月後の6月26日でした。
テレビなどでこの事件が放送されていましたので、ご存知の方も多いでしょう。
プロバイダ責任法という法律を世間に知らしめた事件でもありました。
新しい法律が世間に浸透するためには、こうして何かの事件、訴訟が起きないと、報道される機会も少ないですからね。
私達がこうした法律を知るのはマスコミの力も多きいと思います。

 

日本生命の事件と違うことは、大企業ではないということです。
個人経営の小さな動物病院ですから、それと、2ちゃんねるとの対立と言う形です。
大手にはいろいろと反発する手立てはあるでしょうが、個人とも言えるこの病院の場合はどうなるかが心配されていました。
これは、ネガティブキャンペーンに繋がり、集団リンチとも思えるような、イジメまで発展するかもしれないと一部では心配されていました。
ですが、プロバイダ責任法が施行されたことによって、そこまで悪くならなったようです。
2ちゃんねるユーザーも自分が、酷い書き込みをすれば情報開示請求の対象になってしまうと心得たのではないでしょうか。

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